HSPは生きづらい。でも。
HSPは刺激に敏感で繊細です。
例えるなら、まぶしい太陽をサングラスなしで直接見ているのがHSP、きちんと遮光できる高機能のサングラスをかけているのが非HSPでしょうか。太陽の光はまぶしすぎて直視するのは危険です。そんなふうに刺激をまともに受け取ってしまうのがHSPの特徴です。非HSPはサングラス越しに太陽を見るので、ダメージはほとんど受けません。同じように太陽が降り注いでいるのにサングラスがあるかないかで感じる光は全く違うものですよね。HSPはあらゆる刺激をバリアなしでじかに受け取ってしまうんだと思います。そう考えるとHSPがダメージを受けやすく、すぐに疲れてしまうのは当たり前ですよね!
でも逆に美しい夕焼けや自然豊かな光景に出会ったとき、その素晴らしさを深く感じ、感動的に受け取れるのもHSPの特徴ではないでしょうか。
HSPは小さなことでも、とても嬉しく感じることがあります。笑顔で挨拶されたとき、電車で座席を譲る光景を見たとき、美味しいものを食べたとき。ささやかなことでも、ほんわか幸せな気分になることがありませんか?
たしかに世の中は刺激だらけですから、敏感な私たちHSPにとって生きづらいこともたくさんあります。でも視点を変えれば、HSPはささいなことでも幸せな気分を味わうことができるお得な気質なのかもしれないとも思うのです。
小さなことで悩み、傷ついてしまう反面、小さなことにも深く感動し、幸せな気分になれる私たち。どちらの面が自分にとって大切でしょうか。HSPのどんな部分にフォーカスするかでHSPの捉え方が変わりそうな気がします。